キラキラに埋もれて

二階堂くんと北斗くん

サンクス、ジュニア担

2020年1月22日、ジュニア担を卒業した。

当日は私の計画性の無さのせいで、月曜に終わらせるはずだった論文が終わらずそんなこんなでCDショップにも行けなくて、全然実感がなかった。

CDを実際に手にして、街に溢れるポスターを見て、知り合いにデビューしたねって言われたりして、メディアに出るときにジャニーズJr.表記がなくなったりして、

デビューから一週間くらい経って、ようやくSixTONESはデビューしたんだなとそんな実感が湧いてきたところだ。

(デビュー一週間後にこのブログを書き始めたのだが、推敲している間に4ヶ月経ってしまっていた。4ヶ月かけて書いたわりには…というのは一番気にしているところなのでツッコマまないで頂きたい。)

 

 

デビュー本当に本当におめでとうございます。

 

夢みたいだけどそれはちゃんと現実で、めちゃくちゃ嬉しくて。一生この気持ち忘れたくない。嬉しい。

 

 

初めてジュニア担になって5年弱、毎日がキラキラしたしドキドキしたしワクワクしたりして、最終的には夢を叶える力も教えてもらって、

ありがとうと、おめでとうと、これからが楽しみな気持ちがカチャカチャと陽気な音をたてて入り混じる。

 

 

 

こんな機会もないと思うので、自分のジュニア担記録を気持ちの整理のために書き起こしてみたいと思った。

へんてこなこと書くかもしれないけど私の中では過去の話だから許して欲しい。

 

 

 

私が北斗くんにはまりだしたのは2015年の6月頃だった。

明確には覚えていなかったのだが、今回のブログを書くにあたって当時の友達とのラインを遡ったら6月だったことが発覚した。てか北斗くんのこと気になり始めて5日後くらいにはメール会員に登録してたらしいことも今知ってめっちゃ驚いてる、転げ落ちるスピード鬼では。

 

北斗くんにおちた具体的なきっかけ…それはほくじぇだった。ほくじぇ期はほぼ2013なので、随分タイムラグがあるけど、当時北斗くんの名前でYouTubeを検索するとたしかほくじぇのパフォーマンスが上位を占めていた記憶がある。

 

自分と同い年の男の子が高校時代にこんな影を感じさせる儚いパフォーマンスをしていたのかと、なんてすごい子たちなんだろうと衝撃を受けた。毎日狂ったようにほくじぇを検索しては打ちひしがれた。とにかく壊れそうな美しさに魅了された。

同時に過去のガムシャラ、少クラ、雑誌、バカレアやpiece等のドラマを一気に摂取した私は、パフォーマンスとバラエティの北斗くんのキャラのギャップにずぶずぶにやられていったし、ドラマで見せる表情のギャップにもずぶずぶやられていった。

北斗くんが気になって気になって仕方なかった。

 

当時不定期で見ていたガムシャラも、もちろん毎週欠かさず見るようになった。Jr.現場に行く勇気が出なかったのでライブこそ参戦は諦めてしまったが、その代わりに毎日レポを漁り、後日番組で流れてくるステージの裏側は死ぬほどリピした。

有名なあの一言「気持ちきらすなって!!」

端正な顔立ちで一見冷めてそうな印象の北斗くんがひたむきに取り組んでアツイ男だったことを再認識させられて、やっぱりこの人についていきたいと強く思ったことは忘れられない。

もはや恋に近い感覚だった。

 

 

そんな私についに、北斗くんを生で見る機会が訪れた。

9月 日生 少年たち

自分で舞台のチケットを取ったのは人生で初めてだった。ドキドキワクワクしながら2階席に座った。ほんの少し冷たい空気と程よい硬さの赤い椅子が非現実感をより強く感じさせる。

初めて生で見た北斗くんは、すっごく顔が小さくて本当にかっこよかった。こんな人が本当に生きてるのかととにかく惚れ込んだ舞台だった。

ただ舞台全体としては、舞台慣れしていたSnow Manとあまり舞台仕事を経験していなかった(メンバーに差はあれど)SixTONESのスキルの差が歴然だったことは確かで、それは初めて見る私でも分かるほどだった。Snow Manは流石だなと思ったし、SixTONESはこれからの伸びしろに期待だな〜なんて思ったりした。(偉そうだな)

あと、これはほんとになんとなく、なんとなく受けた自担への第一印象として、かっこよさと同時に、虚栄心のようなアップアップで大変そうだなという印象もほんの少しだけ受けた。なぜか一番はじめに生で見た北斗くんが一番しんどそうに見えた。気のせいだと思う。私の勝手な思い込みのせいだ。

むしろ勝手にしんどくなってたのは自分の方だった。

自担、ほくじぇにしか興味がなかった当時の私にとって、自担がそのポジションにいないことはとても気にくわないことだった。ドドド新規のくせにと自分でも思ったけど、心の中でひたすら不満を抱いていた。

ほくじぇセンターのパンフレット、名前の順番に期待を抱くもそれに反する舞台上の立ち位置、歌割り、もう色々なんで??と思いながら生きてたことは今でも覚えている。

この頃から意識せずともとにかく名前の順番とか立ち位置とかそういうものに敏感になっていった。

 

 

 

冬の帝劇ジャニーズワールド。

初めて見るジャニーズ舞台の派手な演出は、ジャニーズイムズを全身であびた気がして、ジャニオタのステップを一つ上ったような感覚になった。ジャニーズってテレビとライブで歌って踊る人たちだと思いこんでいたけど、神髄は舞台にあるのかもしれないと初めて気づかされた瞬間だった。話はとんちきでも演出はとにかく楽しかった思い出。

ただ少年たちでもしかして…と思っていた自担の立ち位置はここでも変わらなかった、というか明確になった気がした。前で歌う二人と後ろのセットに立つ四人。センターになれる人材なのになんで2:4なんだろうって、双眼鏡を握っていた右手に力が入る。

特にこの年のジャニワは怪我で北斗くんの出番が少なかったりしていろいろ心配ばかりしていた。少ない出番ながらも存在を残そうとするかのようにガンガン踊ってたのは少し切なさすら感じた。

楽しくオタクをしていたいがモットーなのであまり気に食わないことは考えないようにしていたけど、当時の私はなんだかんだ勝手に北斗くんについて悔しがり嘆いていた。

てか、Jr.は何が引き金になるか分からないくらい色んな試練と戦わされすぎだ。

 

 

もし万が一その時がきてしまったとして、ジャニーズに憧れて自ら履歴書を送ってる北斗くんが、他の事務所で俳優とかアイドルをやるとは私は思えなかった。彼の今後を見続けていくにはとにかく今を全力応援するしかない…よく分からない大きな覚悟みたいなものを勝手に背負ったのはこの頃だったと思う。

読まれてるのか分からないけど、とにかく少しでもほんの少しでも自信を持ち続けてもらえたら…!とファンレターはとにかく北斗くんの好きなところとかっこいいところで埋め尽くすようにしていた。もしかしたら、北斗くんに宛てているようで自分を鼓舞するためだったのかもしれない。

 

こんなこと言ってるけど、決して楽しくなったわけではないので誤解しないでほしい。それでもグループがあることはうれしかったし、怪我で出番が限られていた状況だったからこそみんなで踊るところでグループで衣装そろえてたり、北斗くんがいないところでも彼の場所がちゃんとあけてあるのはその事実以上に安心感を与えてくれたりもした。

 

帝劇が終わりしばらくして、京ジェが歌舞伎につくことが発表され、セクゾMステのバックにはゆご北慎樹が登場し、6人の2016春スケジュールは歌舞伎とセクゾツアーバックとはっきり分かれることになった。セクゾは好きだったしつまりびーあいだし見てみたいとわくわくする気持ちがあった。でも、素直にポジティブな気持ちだけで受け入れたくない思いもあった。また2人と4人だーーー。

 

 

私はチケットが手に入らず残念ながらウェルセクを生で見ることは出来なかったけど、でも結果的にこのツアーはネガティブになっていた私を元気付けてくれた。北斗くんに惹かれていくセクゾ担の方々のつぶやきをたくさん見て(通称ウェルほく)、自分がかっこいいと思ってる人が多数の人に肯定されていくのは単純に嬉しかった。4人のビークレも迫力があったときいてニヤニヤした。

 

同じくらいの時期だったかな、クリエが決まった。

先行では当たり前のように落選して諦めていたが、一般で勝ち取るという奇跡が起きた。

運命だったと思う。

クリエは、わたしのSixTONESへの思いが変わるきっかけになったからである。

 

 

初めて見るライブでの6人。

MCとパフォーマンスで私は6人の虜になっていた。

正直それまで他メンバーのことが好きではなかった。

調子乗ってそうとか、オラオラしてるとか、あまりにも勝手すぎる偏見だった。彼らのことを全然知ろうともせずテキトーな言葉を並べてて最低だったなと思う。

まるで高校の教室で男子の会話をきいてるみたいで、みんな目立ちたがりなのか各々ボケ倒してるけど、でもさりげなくフォローし合っててその関係性が最高なグループだなと純粋に思った。

peakカバーは曲を自分たちのものにしてて今までのカバー曲とは違うものを感じたし、ドロストは自分たちで歌詞と振りをつけちゃって天才なん?!と思ったしDモはとりあえず脳天を貫いた。6人横並びのパフォーマンスが最強に強くて好きだと思った。

 

 

当時このことはブログにも書き残している。

ただ、ブログでは箱推しになれたと書いてあるけど、箱推しというよりは初めて6人全員を受け入れられた瞬間だった、と言う方が正しいなと今になって思う。

この後も結局立ち位置云々は気にしてしまっていたし、信じられるものは自担とわたしとあとジェシーみたいなそんなスタンスで暫くオタクを続けていた。

 

 

怖かった。

Jr.担で箱推しになることは、その分傷も深くなる気がした。このグループでデビューできる保証なんてない。誰かいないかもしれない、全く違うグループになってしまうかもしれない。

深い傷は負いたくなかった。

折角6人を受け入れられたのに、「信じていいのかお前さん!傷つきたくないなら信じなければいい。」と釘を刺す自分がいて、

もどかしい期間が続いた。

 

 

2017春の東西、夏のキントレあたりだっただろうか、

ようやくやっと素直に6人が好きと言えるようになったのは。

 

 

東西は新たなオリジナル曲Amazing!!!!!!ができて、本人たちがとにかく楽しそうで、あと千秋楽で北斗くんからSixTONESに対してのプラスの気持ちがやっっっっと聞けた気がして、それがとにかく大きかった。レポを見ながら泣いた。

本当のところは分からないけど、北斗くんがグループを心の底から愛することが出来たのはこの東西の前後だったのかなと私は感じている。

彼の性格とか経歴とかみると、結成から一年半ほど拗らせてしまうのはなんとなく不思議ではなかった。

 

 

その話の真意は抜きにして、実際この東西以降、メンバーと心の底から楽しそうにステージに立っている姿が増えたと認識している。

 

MC中このままはけてしまいそうなほどステージの端から真顔で俯瞰してる北斗くんも、グループの楽屋ではなくれんれんの楽屋に入り浸る北斗くんもスト5人がライブのオーラスにオールバックで髪型を揃えてる中1人だけ髪おろしてた北斗くんも、もういなかった。

 

一ヶ月後に開催された初年度Jr.祭り横アリオーラスで6人お揃いのオールバックをこの目で見たときは思わず北斗くんオールバックだ!と叫んでしまった。

SixTONESの登場とともにステージ上のジュニアみんなで円陣組んだビークレ、大勢の中で輝く6人のオールバックにSixTONESへの誇りを感じてしまって忘れられない。

当時の自分の現場メモにはワックスのCMに出れそうだった、と書いてあったけどもっと他に書くことあったよね?と3年越しにツッこんでおきたい。

 

髪型もステージ上の振舞もたったそれだけのことで小さいことかもしれないけど。気にしないようにしてたはずなのに、ずっと心の中で引っかかってトラウマになってしまったようで、

いまだに、MCで崩れ落ちるくらい笑う北斗くんやYouTubeでキャッキャしてる北斗くんを見たり、メンバーからたれこまれる北斗SixTONES大好きだよねエピソード(仕事終わりに早く帰らなくなった等)を聞くと

「え〜〜かわいい〜〜なんだよメンバー大好きかよ〜〜〜」とか言いながら嬉しくて嬉しくて毎度心の中で泣きながら舞っている。そしてありがたいことに近年はその頻度がめちゃくちゃ高い。

たしか慎ちゃんが北斗が楽しそうにしてるの見ると嬉しい、幸せ的なこと言ってた気がするけどほんそれなんだよな、ワカル。いつまでも楽しく笑っていておくれ〜〜。

 

話がそれてしまった。

 

 

そんなこんなで、6人が楽しそうにしている姿を見てようやく心の底からグループのことが大好きになれた気がしている。そして、ほくじぇ以外のメンバーそれぞれの魅力にちゃんと気づけたのも同じくらいの時期だった。

 

MCとかちょっとしたところで見える気遣いが仕事人で、2017夏のライブではまっすぐな言葉を届けてくれたじゅったん。

アイドルとしての仕事はもちろん、外の仕事も音楽に対する思いも本気でとにかく努力してるんだろうなと感じるきょも。

ダンスもコミュニケーションも芯がブレずにどんなときも一定のテンションで盛り上げてくれて、その随所に繊細な気遣いを見せる慎ちゃん。

一番普通の人だと思うって自分で言ってたりするけどSixTONESができてからどんどんダンス上達してたりここ最近はボイパとか資格とか自分の武器をちゃんと努力で身につけてる優吾。

以前からずっと尊敬してるけど、歌もダンスも笑いもかっこよさも人とのコミュニケーションも全部努力してなんでもこなしてグループのセンターとして堂々と立っているじぇす。

 

 

ほんとみんなそれぞれがすごい人たちだよね!!!それぞれがめっちゃかっこいい。

彼らに比べたら人生においてミジンコみたいな努力しかできていない自分が、「やっぱ努力する人たちがかっこいい!惚れた!推せる!」とか言っててとても恥ずかしい。

 

 

6人が大好きになってからは、まるっと愛おしくてライブも雑誌もテレビもなにもかもただただSixTONESを見るのがとにかく楽しかった。

Amazing!!!!!!で彼ら最高だと思っていたら半年後にはJAPONICA STYLEが誕生して、この人たちのポテンシャルなんなの?!!最高!!好き!!と毎日興奮していた。(ちなみに気づいたら真顔で口をぽかんとあけてパフォーマンスを見ていたのはジャポニカだけかもしれない。あの曲の衝撃は死ぬまで忘れない。)

常に最高を更新してくれるSixTONESへの愛は日に日に爆発し好きがこぼれおちまくっていた。服を買うときは必ずストの現場に行くなら~♡という妄想をしながら買っていたので、気づけば私服がほとんど黒色になっていた。おかげでそれから毎年夏が暑い。今思えば2017年は少年たちLIVEとか松竹とか現場もたくさんあったので、なにかと年がら年中忙しく楽しい革命的な一年だったのかもしれない。

 

ずっとずっと6人で大きな世界で活躍してほしくて、デビューしてほしくてしてほしくて、今度はデビューに関していろいろと勝手につらい思いをしたりするけど(笑)単独アリーナが決まったりアリーナ公演数が増えたり2018年も2019年も思い出がたくさんである。

 

 

 

SixTONESを見てると彼らならどんなことも成し遂げられる気がしてしまう。その大きな大きなパワーに夢をみさせてもらっているし、憧れている。純粋に彼らのことが大好きで、そのパワーのほんのほんのほんの一部の力になりたくて私は今日もファンでいるのかもしれない。

SixTONESは最強と信じて過ごす日々は今も変わらずずっと楽しい。

 

夢とか最強とか託しちゃってね。いざ言葉にすると気づくのだが、私は多分SixTONESのことを少年漫画だと思っている。

 

 

 

 

年始横アリのTrackONE IMPACTツアー。いわゆるデビューコンツアー。

私は、またとんでもない少年漫画の続きを見てしまった気がする。

初日のImitation Rainソロパート、涙で声震わせながら熱唱したきょも、それにつられるかのようにラスサビでさらに激しく涙する6人、歌い終わりに泣き顔でお互いの顔を見て笑い合う6人、

4日目のJr.として最後の公演だった横アリオーラスのアンコールで、「俺たちがジャニーズJr.〜!」って言った後肩組んで円陣くんで子供みたいにわんわん泣きあう6人。

 

色んな感情が溢れて鮮明な記憶が残っていない。

ただ、あんまり泣かなそうなきょもがあんなに泣きながら歌うとは思ってなくて、あとジュニア最後の公演があんなに涙涙の大号泣公演になるとは思ってなくて、

特にメンバー号泣の円陣は、なんだか6人だけの空間を見てしまったような気がして、見ちゃっていいのか~~!とソワソワしながらあまりの尊さに涙しながら拝ませていただいた。

 

いずれもジュニアだったその軌跡の長さと重みと苦楽と、デビューということを一気に感じた瞬間だった。

言葉ではずっとずっと分かってはいたつもりで、自分なんかの想像をはるかに超える軌跡だとは思っていたけど、もうそれがどれだけのものかとか言葉にするのは恐れ多くて触れられない。ってか計り知れなくて言えない。

こんな場面見ていいの…?!とか思う一方で、あの瞬間を共有するべき人がそこにいた1万5千人じゃ当たり前に全然全然足りないこともその時実感して、ええもうなんでこの公演配信ではないの…全世界に届け…と本気で思った。現在過去未来全てのファンのために絶対に円盤化されて、お願い。

 

同じ環境で長い間一緒に頑張ってきた20代のメンズ6人がぐしゃぐしゃな顔になりながら肩組み合って背中さすったり頭ぽんぽんしたり笑い合ってて、それはこの世界にあの6人しか許されなくて6人だからこそ今起きてる現実で、もうそれはそれは青春そのものでしかないけど青春なんて綺麗な言葉では表現してはいけないのかもしれない。

 

とんでもない人たちに出会ってしまった。

この人たちにずっとついていきたいし、信じていたいって率直に思い直した。

 

 

こいつらまちがいない、某CMの言葉を拝借してこの長い長いブログを終えようと思う。